管理人・池田さなえが2019年に構想し、2024年より本格始動したプロジェクト、およびその成果物(このサイト)の総称です。品川弥二郎好きによる、品川弥二郎のための、品川弥二郎だけの、新時代の総合辞典を目指しています。 従来の「辞典」が固定された紙の知識であったのに対し、本プロジェクトは以下の3つの柱を統合し、常に更新され続ける動的な知の基盤を創出します。
近代政治史研究の要である「書簡」は、特定の機関(国立国会図書館憲政資料室等)に所蔵される受信書簡に対し、本人が送った「発信書簡」が全国の博物館・文書館、さらには個人宅にまで散在しているという「受信と発信の非対称性」を抱えています。これが政治家のネットワーク構造の全容把握を困難にしてきました。
本プロジェクトでは、この課題を解決すべく以下の活動を展開しています。
本プロジェクトのもう一つの核が、政治家間の相互作用を解明する「人的ネットワーク研究」です。以下の2つのフェーズを統合し、歴史学の新たな分析モデルを構築します。
歴史学、情報学、社会科学の境界を越え、定期的な技術検討会を開催しています。社会科学で広く用いられてきた計量分析や人文情報学の先行研究を検討し、異分野の手法を歴史学の実践へと積極的に取り入れています。
研究成果を専門家だけのものにせず、広く簡便に利用可能な試みとして、LLM(大規模言語モデル)を活用したチャットボット「帰ってきた品川弥二郎」の開発を進めています。これは、蓄積された知見を「対話」という形で体験可能にする、辞典の新しい形です。